PDF編集プラグイン for kintoneの定型文・画像呼出時の位置指定方法の解説

PDF編集プラグイン for kintoneのv1.9.0から、定型文と画像を挿入した際に位置を指定できる機能を追加しました。PDF編集画面では利用者が自由にテキストや画像の位置を設定できるため、位置指定の機能は不要と思い機能としては盛り込んでいませんでしたが、「ページ内の特定の位置に常に配置したい」というご要望があり、本バージョンで機能追加を行いました。

本記事では、定型文(テキスト)と画像呼出時の配置位置指定の利用想定ケースと、具体的なプラグイン設定手順について解説を行います。この機能を使うことで、これまではマウスのドラッグ&ドロップで位置指定が必要だった操作が無くなり、ボタンクリックで位置も変えることができるようになります。

定型文・画像呼出時の位置指定の利用想定ケース

よく使用する定型文や画像を配置する際、「大抵はページ内のこの位置に入れたい」ということがあります。

配置位置を指定したい場合

  • 押印画像を特定に位置に表示したい
  • 申請番号や日付はページの右上に常に表示したい

例えば、取引先から入手した定型フォーマットへ記入する場合。

これまでは、

  1. PDF上にテキストオブジェクトを配置する
  2. テキストに定型文を入れる(定型文ボタンクリック)
  3. テキストを所定の位置に移動する

という操作を行う必要がありました。定型フォーマットに対してこの操作を行う場合、文字を入れたい位置は決まっているため上記3の作業は削りたいところ。

このような業務において、位置指定の機能を利用することで、作業を1と2だけで完結させることができます。

定型文・画像呼出時における具体的な位置指定の設定手順

ここからは実際に定型文の呼び出し、画像呼出時における具体的な位置指定の手順をご紹介します。

PDF編集画面で位置や文字サイズを調整する

プラグインの設定画面を開く前に、まずはPDF編集画面でどの位置に配置したいのかを確認します。ここでは、定型フォーマットである報告書PDFに対して設定する例を元に解説します。

まず、PDF編集画面で対象のPDFを開き、配置したい場所にテキストオブジェクトを配置します(この例では、住所欄にテキストを配置)。その後、文字サイズやテキストの色、背景色などを調整します。

調整後は、画面右側のプロパティパネルに表示されている情報をメモします(もしくは画面キャプチャーを取る)。この情報を、プラグイン設定画面で使用します。

プラグイン設定画面で定型文の位置や文字サイズを反映する

次にプラグイン設定画面を開き、メモしたプロパティパネルの情報を反映します。

特定の位置にテキストを表示させる場合は、XとYに入力を行います。特に指定が無い場合は空欄で問題ありません。

フィールドの値を参照設定したい場合

この例では「〇〇県〇〇市〇〇1-2-3」という固定文字としていますが、フィールドの値を参照設定することも可能です。詳しくは次のページも併せて参照ください。

参考:PDF編集プラグイン for kintoneのフィールド・現在日付参照設定機能の解説

画像呼出の場合も同様にXとYに位置指定する

画像呼出の場合に位置指定したい場合も同様で、XとYに設定を行います。XとYに設定があることで、画像呼出ボタンクリック時に特定の位置に自動的に反映されるようになります。

定型文・画像呼出時の位置指定の利用方法

プラグイン設定が完了したら、PDF編集画面を開いて表示を確認します。

まず、PDF編集画面の左側から、「テキストオブジェクト」のアイコンをクリック(またはドラッグ&ドロップ)します。この例では、「ここに入力してください」というテキストがPDF上に配置されています。

次に、PDF編集画面右側のプロパティパネルから、定型文用のボタンをクリックします。この例では「住所」として定型文を定義したので、このボタンをクリックします。すると、指定した位置にテキストが配置されます。

画像についても同様の動きになります。PDF編集画面の左側から、「画像」のアイコンをクリック(またはドラッグ&ドロップ)します。

次に、PDF編集画面右側のプロパティパネルから、画像呼出用のボタンをクリックします。画像の変更と合わせて位置も自動的に変わります。

以上が、設定から表示確認までの流れです。

位置指定はデフォルトではオフ(プラグイン設定画面でのXとYは空欄)となっているため、元々テキストや画像が配置されていた位置が引き継がれます。特定の位置に反映したいような場合のみXとYに設定をすることで、希望する位置にボタンクリックで配置することができるようになります。

まとめ

PDF編集プラグイン for kintoneのv1.9.0から追加された、定型文・画像呼出の位置指定について解説を行いました。

この機能を使うことで、次のことが実現できます。

  • ボタンクリック操作で位置指定もできる
  • マニュアルの位置調整が不要になる

kintoneでPDFに関わる業務を改善したい場合、PDF編集プラグインを是非活用してみてください。

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