kintoneの標準機能では実現できないことに対して、プラグインを利用することで手軽に機能拡張することができます。プラグインは無料のものから有料なものまで、シンプルなものから高機能なものまで、各社から多種多様なプラグインが提供されていますので、kintoneのスタンダードコース・ワイドコースをご利用であるならば、必ず何かしらのプラグインを導入されているとは思います。
とはいえ、無料なものでもかなりの数があるため、どれが自社に合うのかパッと判断できなかったり、まだ自分が知らない無料プラグインが提供されているかもしれません。
そこで本記事では、無料で使えるプラグインの中で、弊社の独断と偏見で、よく使用しているおすすめプラグインを10個に厳選してご紹介します。どれも一度使えば便利と感じてもらえて、使うのをやめた途端に標準機能では物足りないと感じるものばかりです。
もしまだ試したことのない無料プラグインがあれば、ぜひ自社のkintone環境でお試し下さい。きっと満足して使っていただけると思います。
目次
一覧画面で文字列複数行を改行プラグイン
kintone標準のレコード一覧表示の場合、「文字列(1行)」「文字列(複数行)」フィールドの値が、フィールドの横幅に収まらない文字の場合、・・・表示となるため、すべての内容を一覧上で確認するにはマウスオーバーをする必要があります。
この無料プラグインを使用することで、「文字列(1行)」「文字列(複数行)」の値がフィールド内で折り返し表示されるようになるため、マウスオーバーをしなくても内容を確認できるようになります。折り返し表示されるためその分、行毎に高さが変わることにはなりますが、一覧画面上で長い文字もパッと確認したいような場合はかなり重宝するのでおすすめです。

一覧の行の高さはどれも同じにしたい、というような場合は向きませんが、弊社では一覧上で内容を確認したいようなアプリでよく利用しています。
一覧テキスト絞り込み検索プラグイン
kintone標準の検索機能では、「絞り込む」アイコンクリック⇒フィールドと条件を指定⇒適用ボタンクリック、という操作が必要になります。便利ではあるのですが少々手間に感じることもあるかと思います。
この無料プラグインを入れることで、レコード一覧画面に検索ボックスが表示されるようになり、好きなキーワードを入れてEnter(または虫眼鏡マーククリック)をすることで絞り込みができるようになります。kintone標準の絞り込みに比べると手順が減るので、手軽な検索を実現できるようになります。

レコード一覧画面での検索は良く行う操作ですので、弊社ではとりあえずほぼすべてのアプリで利用しています。入れておけば間違いなしなおすすめのプラグインです。
kintone添付ファイル表示プラグイン
kintone標準機能では「添付ファイル」フィールドに保存しているPDFを確認する際、PDFファイルのリンクをクリックして一度ローカルにダウンロードしたうえで表示されますが、この無料プラグインを利用することでkintone画面上でPDFファイルのプレビュー表示ができるようになります。

※このほかにもPDFプレビュープラグインは各社から提供されています。詳しくは以下の記事で取り上げていますので、合わせてご覧ください。
kintone PDFプレビュープラグインガイド|無料・有料6選の機能比較からポータルでの使い方まで
kintone上でのPDFプレビューは慣れると手放せません。弊社ではPDFファイルの添付があるようなアプリには必ず入れています。
自動採番プラグイン
設定に応じて自動採番するプラグインで、新規レコードの保存時に指定した採番フィールドに自動で番号を振ることができるようになります。

弊社の場合、マスタ系アプリのキーフィールド(「値の重複を禁止する」にチェックありのフィールド)に対して、このプラグインで自動採番するようにしています。無料とはいえ採番ルールは色々と設定できますので、凝った採番ルールではない場合はとても使えると思いますので、おすすめです。また、有料版として自動採番プラグインが各社から色々と提供されていますが、有料版は複雑な採番ができるものが多いです。
ルックアップ動的絞り込みプラグイン
kintone標準の「ルックアップ」フィールドでデータを絞り込む場合、レコード一覧画面と同じように、「絞り込む」アイコンクリック⇒フィールドと条件を指定⇒適用ボタンクリック、という操作が必要になります。ルックアップ対象データが少ない場合は絞り込みは必要ありませんが、データが多い場合はこの絞り込み作業が手間に感じることがあります。
この無料プラグインを利用することで、ルックアップ画面上での絞り込みを簡単に行うことができるようになります。その他、アプリ内の別フィールドの値を条件に対象データを絞り込むことも、このプラグインの大きな特徴の1つです。

弊社では「ルックアップ」フィールドがあるアプリについては、基本的にはこのプラグインを入れています。検索性の良さと他フィールドと連動した動的絞り込みが、とても役に立ちおすすめです。
ルックアップ/階層区分対応ドロップダウン変換プラグイン
ルックアップで取得するデータが多いほど、選びたいデータを探すのに手間がかかります。先述の「ルックアップ動的絞り込みプラグイン」を使用して絞り込み安くするのも一つの手ですが、違うアプローチができるのがこのプラグインです。
このプラグインを使用することで、「ルックアップ」フィールドをドロップダウンで絞り込みながら選択することができるようになります。大分類⇒中分類⇒小分類など、階層ごとに選択しながら絞りこむようなことが可能になります。

弊社では、日報アプリでどの行な業務を行ったかを選択する際にこのアプリを使用しています。階層ごとに選択していくため、利用者は迷うことなく使っていけるためおすすめです。
条件書式プラグイン Ex
レコード一覧画面に対しての色付けはkintone標準機能ではできませんが、このアプリを使うことで、フィールドの値に応じた色付け表示を行うことができるようになります。目立たせたいところは赤く表示するなど、一覧画面上で重要な確認ポイントを目立たせたい場合に重宝します

特定のフィールドに対してだけではなく、一覧に表示されているフィールド全ての指定も可能なので、柔軟な条件指定ができるおすすめのプラグインです。
レコード一覧Excel出力プラグイン
kintone標準ではレコード一覧画面のデータをファイル出力する際はCSV形式のみですが、本プラグインを利用するとExcel形式でファイル出力が可能になります。

「CSVでファイル書き出ししてからExcel変換するのがめんどくさい」「ユーザー選択フィールドをコードではなく名称で出力したい」「複数入力対象のフィールドをカンマ区切りで出力したい」というような場合は、本プラグインが重宝するのではないでしょうか。
一覧画面でコメント閲覧プラグイン
kintone標準ではコメントの確認をするにはレコード詳細画面を開く必要がありますが、この無料プラグインを利用することで、レコード一覧画面上でコメントを確認できるようになります。レコード一覧画面の詳細画面へリンクボタンにコメント数が表示され、マウスオーバーするとコメント内容が表示されます。

パッとコメントを確認したいような場合は非常に便利なおすすめのプラグインです。一方、コメントの数が多いような場合はマスオーバーした際に全て表示しきれず見切れてしまいますので、そのような場合は詳細画面から確認するとよいかと思います。
Customize Editor
kintoneのJavaScriptカスタマイズをブラウザから行うことができるプラグインといえば「JSEdit for kintone」が有名ですが、それとは別のJavaScript/cssカスタマイズ用プラグインです。

複数のファイルをタブで開いたり、Ctrl+S(Command+S)でファイル保存できり、全画面表示ができたりと、色々な機能が用意されているエディターで使い勝手が良いおすすめの無料プラグインです。
その他
弊社ではプラグインではありませんが、無料で次のJavaScript、CSSを提供しています。どれもkintoneのちょっとした使いやすさを向上させるものですので、是非お試しください。
まとめ
本記事では、弊社が利用する無料のkintoneプラグインについて、独断と偏見で厳選したおすすめ品を10個をご紹介しました。もし試したことのないプラグインがありましたら、ぜひダウンロードして試してみてください。自社で何かしら役に立つこと間違いなしです。
コアノーツ株式会社 代表取締役。
2016年よりkintoneの導入支援・アプリ構築等の数多くのプロジェクトに従事。
現在は現場の「あと一歩」の課題に応えるためのプラグインを開発・販売。パートナー企業の皆様が持つ高い技術力とAPIを掛け合わせることで、お客様の利益を最大化するソリューション創出を目指す。「発想をカタチに、可能性をもっと先へ」がモットー。


