複数アプリの通知を一括表示!通知サポートプラグイン for kintone のマルチモード活用法

「アプリが増えるたびに通知チェックに追われる」「アプリを開かないと未対応タスクが分からない」

kintoneの活用度が上がり、運用するアプリが増えるほど、各アプリからの通知は多くなる傾向があります。リマインダー通知をしていても、「多すぎて埋もれてしまい対応が遅れた」なんてこと、運用していれば一度はあったのではないでしょうか。

これを解決する手段として弊社では「通知サポートプラグイン for kintone」を提供していますが、アプリの一覧画面を開いた際にメッセージを表示するのが基本機能(「シングルモード」機能)であるため、各アプリを開くという操作が必要になります。アプリを開けば必要なアクションを促すメッセージが表示されますが、各アプリを1つずつ開くという操作は減らすことはできません。

この課題を解決するために2026年8月のバージョンアップでは、1つのアプリを開けば各アプリに設定した通知条件を元にまとめてメッセージを表示することができる「マルチモード」という機能を追加しました。

通知サポートプラグイン for kintoneのマルチモード・シングルモードのイメージ

この記事では、効率的に複数アプリの通知メッセージを一括確認することができるマルチモードについて、解説をします。

複数アプリの通知を一括確認できる「マルチモード」とは?

通知サポートプラグインマルチモードは、各アプリに「シングルモード」として設定した通知条件を元にして、1つのアプリ(マルチモード設定をしたアプリ)でメッセージを一括表示・確認できる機能です。

マルチモードの主な特徴

複数アプリの要対応データを1画面に集約
「案件管理」「問合せ管理」「承認申請」など、別々のアプリで発生した未対応タスクや期限間近の通知メッセージを、画面移動なしで俯瞰できる。

シングルモードで設定した「見た目」をそのまま継承
各アプリのシングルモードで設定した文字色・背景色・太字などの装飾やリンク指定が、マルチモードの一括画面にもそのまま引き継がれます。アプリごとの識別や、優先度(緊急度)の判別も直感的に行える。

タスク完了まで自動で残り続ける(対応漏れを防止)
ステータス変更や対応完了チェックを入れるなど、通知条件を満たさなくなる変更を行い保存するまでメッセージ表示され続けるため、通知は見たけれど後で忘れてしまった、ということが無くなる。

マルチモードを使えば、各アプリで個別に設定した通知条件をひとつの画面にカード型でまとめて表示させることができますので、「複数アプリを巡回して確認」という手間を大きく改善することができます。

マルチモードを活用する3つのメリット

アプリが増えるほど要対応データが無いかの確認作業は増えるものですが、通知サポートプラグインのマルチモードを利用することで現場や管理者に具体的にどのような変化が生まれるのか。ここでは、業務効率を変える3つのメリットをご紹介します。

特定のアプリを開くだけでタスク確認が完了(業務効率化)

マルチモードを設定したアプリを開くという操作をすればまとめてメッセージが表示されますので、関連する複数のアプリを1つずつ開いて要対応・対応期限が近いレコードが無いかを確認していく、ということが必要なくなります。例えば、対応期限が近くなったアプリはリマインダー通知で知ることができますが、それが複数アプリから同じようなタイミングで届くような場合、「今どれだけ溜まっているんだっけ?」といったことは俯瞰しにくいです。通知を起点に都度確認できるならよいですが、ユーザーによっては日中は外出しており都度の確認が難しいケースもあり得ます。

そのようなユーザーでも、例えば「朝のタスクに一括確認用アプリを開いて要対応メッセージを確認する」「夕方に1回確認する」ということをルーティーンに加えれば、対応が必要そうなもの、期限が近づいているものが俯瞰できます。

タスク完了まで自動で残り続ける(既読無視・対応漏れ対策)

kintoneのリマインダー通知は一度クリックして開くと既読になりますので、「後で読む」のフラグを立て忘れてしますと、後から見直そうとしたときに「どのアプリだったっけ?」「いつごろ届いていたっけ?」と思い出せずに探す必要が出てくるケースがあります。

通知サポートプラグインで表示されるメッセージは、ステータス変更や入力完了といった「タスク完了操作」を行って通知条件に一致しなくなるまで画面に表示され続けます。マルチモードでもこれは同様であるため、うっかり忘れや放置を構造的に防げます。

各アプリで設定した「カードの見た目」等を継承した表示

マルチモードでメッセージを一括表示する際、各アプリで設定したカードの見た目(ヘッダー色、背景色、文字の大きさ、通知分類など)は引き継がれて表示されます。特定のアプリの通知だけは目立たせるために色を変えるといったことも可能なので、使い方によって柔軟に対応することができます。

マルチモードの表示

アプリ毎にカードヘッダーの色を変えた場合

見た目と合わせて、カードフッターの詳細画面・編集画面のリンククリック時の動作も引き継がれます。リンククリック時にポップアップ表示する設定をしておけば、画面遷移せずに確認と修正が可能です。

通知サポートプラグインのマルチモード活用例

通知サポートプラグイン for kintone」のマルチモードは、複数アプリの要対応タスクを1つの画面に集約して表示します。それぞれのメッセージ表示用カードから「詳細画面へ」「編集画面へ」といったアクションへ直接アクセスできるため、以下のようなシーンで大きな効果を発揮します。

活用例1:複数工程にまたがる業務の「未処理・遅延リスク」をひと目で集約監視

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「業務進捗ダッシュボード用アプリ」にマルチモードを設定し、チーム全体やプロジェクト全体の通知を集約します。

<効果>
「見積書」「契約書」「請求書」など、前後の工程(別アプリ)にまたがる要対応データが同一画面にまとめてカード化されます。
この画面を見て「どの工程(アプリ)でタスクが溜まっているか」を確認。担当者は自分のタスクを確認し、管理者は担当者へのフォローやリマインドを迅速に行えるようになります。

活用例2:忘れがちな「たまにしか発生しないタスク(スポット・月次業務)」の期限切れ防止

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「契約更新管理アプリ」「備品定期点検アプリ」「月次決算チェックアプリ」など、たまにしか画面を開かないアプリの通知条件をまとめ役となるアプリを作り、マルチモードに登録しておきます。

<効果>
「めったに開かないアプリだから通知の存在自体に気づかなかった」
「後で対応しようと思って既読のまま忘れていた」
など、毎日使うアプリではないからこそ、放置されると困るケースがあります。このようなアプリに対して活用することで対応漏れを防ぎ、スポット業務や定期タスクの期限切れを防止できます。

まとめ

通知サポートプラグインに追加された「マルチモード」を活用することで、これまでアプリごとに行っていた通知の確認・管理業務を1つの画面へ集約できます。複数アプリの巡回作業をなくして業務効率を高めるだけでなく、タスクを完了するまで通知を表示し続けることで「うっかり忘れ」や「対応漏れ」を仕組みで防止することが可能で、特に操作に慣れていない方だったり、kintoneをずっと見られないようなユーザーがいる場合は効果的です。

kintoneの運用アプリが増えて通知管理に悩んでいる方や、前後工程・定期業務のタスク漏れを防ぎたい方は、ぜひ「マルチモード」を試してみてはいかがでしょうか。

佐藤 貴久

コアノーツ株式会社 代表。 2017年にkintoneに出会い、以降、kintoneの導入支援・アプリ構築等のプロジェクトに従事。現在は現場の課題に応えるためのプラグインを開発・販売をメインに展開。構築支援パートナーの方々が持つ技術力と弊社プラグインのAPIを掛け合わせることで、お客様の利益を最大化するソリューション創出を目指す。 サイボウズの認定資格である「アソシエイト」「アプリデザインスペシャリスト」「カスタマイズスペシャリスト」を保有。

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